前十字靭帯損傷

症状

前十字靭帯は膝の安定性を保つ為に、最も重要な靭帯のひとつです。
スポーツで受傷することが多く、「膝くずれ」や「膝が外れた」「捻った」などの感覚とともに、膝の腫脹(炎症による腫れ)と痛みが出現します。
過去の損傷を放置し不安定感のあるままスポーツを続けることにより、二次的に半月板損傷を引き起こし、将来の変形性関節症の原因にもなります。

治療方法

装具療法

新鮮例は装具で固定し、免荷での歩行となります。

理学療法(リハビリ)

安静期間が終了したらリハビリ開始となります。何度も受傷をくり返している人も、リハビリの対象となります。
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外科療法

上記の治療で改善しない場合や、より高いレベルでのスポーツ動作をされる方は手術の適応となります。


前十字靭帯再建術

損傷した靭帯を取り去り、代わりに新しい別の靭帯を入れて固定する方法です。
日本では、自分の身体の一部から採取した靭帯(自家腱)を使用するのが一般的であり、当院では膝の前面にある腱(膝蓋腱)からの採取を基本としています。
しかし、自家腱採取に伴なう局所の違和感や傷跡、筋力低下などの問題が残ります。この問題を回避するひとつの手段としては他人の靭帯(同種腱)を使用することですが、日本では一般的ではありません。当院では、日本で唯一の地域骨銀行である東海骨バンクより提供された同種腱を適応を限って使用しています。

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手術後は?

手術法 手術時間 傷跡 入院期間 スポーツ活動再開
再建術 約1〜2時間 約1〜3cm
×3〜4ヵ所
約1週間 約6ヵ月〜
メリットとリスク

メリットは、入院が1週間程度で済み、スポーツを積極的に続けていくことができる点です。リスクとしては、後遺障害として関節の拘縮(固まること)、変形性関節症、筋力の低下、目立つ傷跡、種々の痛み・しびれ等が残る場合があります。

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