
膝関節の軟骨がすり減ったり、筋力が衰えることで痛みを生じます。初期の場合は、動作を始める時に痛みを感じます。中高年の女性に多く発生し、病状が進行すると膝関節を完全にまげのばしすることができなくなります。
膝関節の片側のみを金属やセラミックなどでできた人工膝関節に置き換える「単顆置換型人工膝関節置換術(UKA)」と、両側を置き換える「低侵襲全人工膝関節置換術(TKA)」があります。
いずれもMIS=低侵襲手術ですので、通常の人工関節置換術よりも、手術の傷口が5〜10cmと小さく(通常は15〜20cm)、特殊な器具で傷口を開きながら膝関節の両側を金属やセラミックなどでできた人工膝関節に置き換えます。傷口が小さい分、筋肉や靭帯への損傷が少なく、痛みの軽減や入院日数の短縮、早期社会復帰が可能です
「単顆置換型人工膝関節置換術」では、手術翌日から歩行器や杖を用いて歩くことができます。「低侵襲全人工膝関節置換術」でも、手術当日からベッドの上で脚の運動ができ、数日で歩けるようになります。
| 手術法 | 手術時間 | 傷口 | 入院期間 | 日常生活までの 復帰 |
|---|---|---|---|---|
| 従来の方法 | 約2時間 | 約20cm | 約1ヵ月 | 約1〜2ヵ月 |
| 単顆型 | 約1.5時間 | 約5〜6cm | 約1〜2週間 | 約2〜3週間 | 全置換術 | 約2時間 | 約10cm | 約2〜3週間 | 約3〜4週間 |