
半月板は、大腿から受ける荷重を分散して衝撃を吸収する作用と、膝関節の安定性や円滑な運動をもたらす役割を担っています。若年者の多くはスポーツ外傷、高齢者では半月板の老化が原因で半月板を損傷し、膝の痛み、運動障害、歩行障害などを起こします。特徴的な症状として、膝が曲がったまま伸ばすことが困難となる状態や、歩行中に関節がずれるような感じがあります。
膝関節内に生理食塩水を満たし、膝関節の周囲3〜4ヵ所に直径1〜2cmの小さな穴を空けます。その穴から細い筒状の内視鏡や手術器具を挿入します。関節内の様子はテレビモニターに映し出され、これを見ながら安全に処置を行います。半月板の損傷状態によって、半月板を縫う「修復術」や、半月板を切除する「部分切除術」を行います。通常、全身麻酔で処置を行います。



修復術の場合、手術後しばらくは膝を装具で固定し、歩くときは松葉杖を使います。リハビリテーションは手術の当日から開始し、大腿部の筋力トレーニングなどを行います。
| 手術法 | 手術時間 | 傷口 | 入院期間 | 日常生活までの 復帰 |
|---|---|---|---|---|
| 修復術 | 約1時間 | 約1〜2cm×3〜4ケ所 | 約1〜2日間 | 約2ヵ月 |
| 部分切除術 | 約0.5時間 | 約1〜2cm×3〜4ケ所 | 約1〜2日間 | 約1ヵ月 |