椎間板ヘルニア

症状

神経を圧迫するため、腰痛以外にも、おしりに沿って走るような痛みや、足のしびれ・筋力の低下・反射の異常などが現れます。激しく痛み、立てないような時は、吐き気をもよおす場合もあります。

椎間板ヘルニアのタイプ

椎間板ヘルニアのタイプ

治療方法

症状が軽く(初期のヘルニア)、若い方には

レーザー治療(PLDD)

レーザー治療(PLDD)患部となる背面に局所麻酔を使用し、先端からレーザーが出る針を注射します。椎間板にレーザーを照射し、髄核を蒸発させることで椎間板内に空洞をつくり、椎間板の内圧をさげ、疼痛の緩和を図ります。傷口が残らず、1泊2日の治療で帰宅が可能です。

メリットとリスク

最大のメリットは、切開や全身麻酔が必要ない、患者さまに優しい治療であること。手術時間が30分と短く、1泊2日の治療で帰宅が可能です。
リスクとしては、全ての人に効果が現れるわけではなく、特に50才以上の方や、重度のヘルニアの場合には、充分な治療効果が得られない可能性もあります。


脱出型タイプの患者さまには(中〜大ヘルニア)

経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘除術(PELD)

経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘除術(PELD)レーザー治療(PLDD)では対応できない中〜大ヘルニアに適応した手術方法です。全身麻酔にて、約6mmの小さな傷口に2.8mmの内視鏡、2mmの鉗子を挿入し、脊髄モニタリングで位置を確認しながら椎間板ヘルニアへピンポイントに到達。腰椎の形状を壊すことなく、的確にヘルニアを取り除きます。約1時間の手術で、翌日にはベッドから起き上がることができます。

メリットとリスク

メリットは、傷口が約6mmで、筋肉等の組織を傷めることなく手術が可能なことです。手術翌日から離床可能で、入院期間は数日間。場合によっては日帰りも可能です。 リスクとしては、わずか6mmのスペースで行う手術のため、難易度が高いため、この術式を行っている医療機関がまだ全国でも少数という点です。


脱出型タイプで症状が重い・遊離型タイプの患者さまには

内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(MED)

内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(MED)腰に約16mmの小さな傷口を開け、先端にレンズの付いた内視鏡を通すための外筒管を挿入。そこから内視鏡を入れ、モニターで確認しながらヘルニア摘出道具を操作してヘルニアを取り出していきます。手術時間は1時間程度で出血もほとんどない、日本で最先端の技術を用いた手術です。患者さまへの負担が極めて少なく、入院期間も2〜4日間ほどで済みます。

メリットとリスク

メリットは、傷口が約16mm、手術時間は1時間程度で、出血もほとんどないことです。 入院期間が1週間以内で済みますので、早期の退院・社会復帰が可能になります。 リスクとしては、日本で最先端の技術が必要なため、難易度が高いため、この術式を行っている医療機関がまだ全国でも少数という点です。
→当院では、1998年から導入し、治療有効率90%に達しています。


さらに症状が重い患者さまには

低侵襲経椎間孔進入椎対間固定術(MIS-TLIF)

低侵襲経椎間孔進入椎対間固定術(MIS-TLIF腰椎の椎間不安定がある場合には、骨を移植して固定させる手術を行います。当院では内視鏡などを駆使して、体への負担を最小限に抑えながら、安全確実に手術を行っています。